2011年4月20日水曜日

アメリカ電子書籍市場は370億円に!

アメリカ出版社協会(AAP)の発表によると、2010年のアメリカでの電子書籍市場は前年に比べ、2.6倍となり、一般書籍全体におけるシェアで8.3%に達した。
金額では、4億4160万ドル(日本円で約370億円)とのこと。

AmazonのKindleやiBooks、Googleの書籍販売などが影響しているということ。
ちなみに教科書も含めた書籍全体は3.6%増の116億ドル余とのこと。


8.3%という数字を見たり、2.6倍との数字を見ると、電子書籍先進国に見えるアメリカ。
翻って日本を見ると、2009年度で574億円(前年と比べ23.7%増)と実は、世界でもトップクラスの電子書籍普及率だということが分かります。


一方で書籍全体では、前年比3.1%減と、非常に苦しい状態が続いている。
減少額は608億円で、電子書籍がこれに成り代わっているとも言えない状態だ。
今後、より電子書籍市場が拡大することは望めるが、一方で出版市場自体がこのまま沈降を続けるとなると、結果的に日本の出版文化は幸先の悪い状態だと言えそうだ。


■その他の詳細はこちら。
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021701000346.html
http://www.asahi.com/culture/update/0125/TKY201101250190.html

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