Appleは16日、定期購買方式での課金サービス、サブスクリプションサービスを発表した。
このサービスは、既に予告されており、ようやくそれが形になった。
発表によると、継続期間は週、月、隔月、三ヶ月、六ヶ月、一年と様々な既刊に対応しており、これまでの雑誌等の多くが対応できる形。
AppStoreには、ビューンなどこれまでも定期課金システムを導入したアプリはあったが、更新のたびに、ユーザーが課金をする仕組みとなっており、面倒が生じていた。
今回のサブスクリプションサービスにより、新聞、雑誌などを始めとする定期購読サービスが本格的に始まることになる。
今回の発表では、いくつかの問題も見られる。
一つは、アプリ外部での課金の禁止だ。
すでにSONYのReaderアプリが承認されないなど、徐々にAppleの囲い込み姿勢は強まっていたが、今回の発表でその姿勢が明確になった。
なお、既存のアプリは今回の範疇に入らないが、今後、この規制は厳しくなると思われる。
もう一つが、AppStore以外で、定期課金を行っている場合、AppStoreでは同額、または更に定額で提供することが求められている点。
これにより、Appleは顧客の囲い込みを強化し、他へ顧客が流れない仕組みを強化したと思われる。
一方で、パブリッシャー側はAppStore以外の顧客も、結果的にAppleの支配下に置かれることになるわけで、自由さがなくなる。
極端な話、記事に少しでもApple批判があれば、リジェクトされるような、メディアの間接的支配も可能になったということだ。
今後の各社の対応が気になるところ。
■詳しい情報はこちらから。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1102/16/news072.html
http://www.phileweb.com/news/hobby/201102/16/630.html
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