2011年4月20日水曜日

電子書籍市場は5年後に3500億円と急成長予測!

 2010年度の電子書籍市場は640億円程度と言われている。
 しかし5年後の2015年には、3500億円超と急拡大する見込みであることが、MM総研の調べで分かった。

 MM総研は、有料電子書籍の利用者127人の利用ジャンル、購入金額を分析。その結果、2010年度の電子書籍市場を640億円と見積もった。
 その上で、5年後の2015年には、3501億円に急成長。年平均成長率では40.5%と推定している。

 現状では、電子書籍市場の中心は、マンガ・コミックが162億円となり、全体の25%を占め、市場を牽引していることが分かった。
 その上で、他の電子書籍の購入額と紙媒体の流通バランスを相対的に評価した結果、5年後には、参考書や辞典、趣味生活ジャンル、文芸ジャンルがそれぞれ300億円程度を売り上げ、全体として成長すると推定している。

 これを個人ベースで考えると、一人あたり月間2000円程度の購入額となるという。2010年度には、電子書籍端末(タブレットを含む)が113万台販売されたが、これが5年後には639万台になると推測。
 利用者も1696万人に上るという。この数字から市場規模を推定すると上記の2000円程度となるという。
 しかしながら、現状ではアーリーアダプター層が多いタブレット購入者が一般へと推移する中で市場規模は拡大しても、平均額が上がるかどうかは分からない。実際には5年後、しかも各出版社や印刷会社、電子書籍会社がどのようなヒット作を生み出せるかにかかっていると思われる。

 さて、現状では電子書籍を知っている層は92%超。その中で購入者は18%強だという。電子書籍元年と呼ばれ、各種メディアでも大々的に取り上げられただけに認知は高まっているが、まだまだ利用に結びついていない現状が浮かび上がった格好だ。


■詳しくはこちら。
電子書籍サービス市場は2015年に3500億円超へ――それってどのくらいすごいの? - 電子書籍情報が満載! eBook USER

ASCII.jp:2010年電子書籍市場は640億円、5年後に3501億円も

MM総研、電子書籍サービスおよび電子書籍端末の市場展望を発表
日経プレスリリース


2010年度の電子書籍サービス市場規模は640億円、2015年度には5倍以上に…MM総研調べ | RBB TODAY (エンタープライズ、モバイルBIZのニュース)

2015年の電子書籍 

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